1週間で書ける!! 公務員合格作文

今回取り上げる公務員試験の参考書は、三修社の「1週間で書ける!! 公務員合格作文」です(以下のリンクは、それぞれの名称によるアマゾン(Amazon.co.jp)の検索結果ページを含みます)。

1週間で書ける!! 公務員合格作文」はA5判・約180ページのボリュームで、公務員試験の論作文対策をスピーディーに習得できる参考書です。

本書は3つの部分で構成されています。このうち第1編「文の形式をととのえる」と第2編「文の内容を練り上げる」では、論作文試験に必要なルールや文章の書き方のノウハウを、それぞれの章で形式面と内容面から詳しく解説しています。

このうち形式面に関しては、時間配分を決めておくこと、字数制限は80%以上100%以上、「問われたこと」だけに答えること、ワンセンテンス・ワンテーマの原則といった事柄が丁寧に解説されています。

内容面に関しては、まず全体像を把握すること、最初に定義を書くこと、自分の主張から問題点に遡ること、自己主張の黄金律、その他の注意点(まとめは必要か、やってはいけないこと)などが図解を交えて詳しく解説されます。

その一方、第3編「実践技術を身につける」では、実際の過去問から厳選した24のテーマを取り上げ、出題側の意図を踏まえたテーマの捉え方から文章の書き方まで、わかりやすい解説と答案例を掲載しています。

掲載テーマは格差社会の是正、地球温暖化の防止、年金問題、女性の社会進出、公共事業、食糧問題、コンピュータ社会など多岐にわたります。さらに、巻末には国家公務員や都道府県の出題例を掲載しています。

テーマで使われている問題は国家一般職大卒(旧・国家2種)や地方公務員が中心ですが、内容の中心は論作文の本質を基本から優しく解説している点です。大卒程度公務員なら入門書として、高卒程度公務員ならメインの参考書として、あらゆる公務員試験で書き方のノウハウを習得する良書としておすすめします。

ただし、本書は最後の改訂が2011年で、課題例の構成や答案例がやや古いものも見られます。本書は一般的な書き方を習得する入門書として用いつつ、具体的な過去問などケーススタディは後述する参考書をおすすめします。

1週間で書ける!! 公務員合格作文」を書き方を習得する入門書として用いつつ、出題例を用いた具体的なテーマ対策は、大卒公務員なら「論文試験 頻出テーマのまとめ方」、高卒公務員なら「実戦添削例から学ぶ公務員試験 論文・作文」を使うと、論作文試験は万全な対策がとれると思います。

  • →アマゾン(Amazon.co.jp)の「公務員試験」ページに行きます。