地方上級の科目別出題数(教養試験)

ここでは、地方上級の科目別出題数のうち、教養試験(基礎能力試験)を取り上げます。教養試験は行政系・事務系、理系(技術系)、福祉系・心理系を問わず、どの区分(職種)の方にも参考になります。

これは平成28年度に実際に出された科目別出題数であり、判明しているなかで最も最新の情報です。古い情報では思想や国語の出題があったり、社会科学・人文科学・数的処理の各科目で1~2問程度の違いがあります。

分野科目全国型関東型中部・
北陸型
一般知識社会科学政治
法律
経済
社会・社会事情
人文科学思想
日本史
世界史
地理
文学・芸術
自然科学数学
物理
化学
生物
地学
一般知能文章理解英文
現代文
古文
数的処理判断推理
数的推理
資料解釈
解答数/出題数50/5040/5050/50

上記の通り、地方上級の教養試験は全国型と中部北陸型は50問を全問解答する必要がある全問解答制です。

関東型は、50問中40問を選んで解答する選択解答制です。ただし、一般知能は全問必須解答で、一般知識が選択解答となっています。

地方上級は一般知識が25~26問、一般知能が24~25問出ることが一般的であり、一般知能のウェイトが高い国家公務員、東京都、特別区などに比べて、一般的な地方公務員では知識と知能をバランス良く学習することが要求されます。

とりわけ判断推理や数的推理は単純な暗記が通用せず、試験勉強の初めから真っ先に取り組むべき最重要科目です。また、文章理解も問題を解く勘を忘れないように、毎日コツコツ取り組むべき重要科目です。

一般知能に比べて一般知識は暗記的な要素が強く、一般知能の学習が一段落してから取り組んでも良い分野です。ただし、「あとから取り組む」ことと「優先度の大小」は異なります。

特に、時事科目(「社会・社会事情」)を含んだ社会科学は、一般知能のめどがついてから取り組むと良い分野ですが、しっかりと取り組むべき重要な分野であることは間違いありません。

人文科学も社会科学の次に重要な分野ですし、各科目まんべんなく取り組むことが求められます。

自然科学は、捨て科目にする方もいますが、出題されるのは基礎問題ばかりです。苦手な方や時間的な余裕が無い方は、基本的な典型問題だけでも取り組んでおくと、効率良い学習効果が得られます。

古文や資料解釈は捨て科目にする方が多い科目です。古文はコストパフォーマンスが悪い科目ですが、資料解釈は基礎的な問題をやっておくだけでも点が取りやすい科目ではあります。