大卒警察官 合格論文はこう書く!

今回取り上げる大卒程度警察官の参考書は、実務教育出版の「大卒警察官 合格論文はこう書く!」です(以下のリンクは、それぞれの名称によるアマゾン(Amazon.co.jp)の検索結果ページを含みます)。

大卒警察官 合格論文はこう書く! 実務教育出版」は大卒警察官を対象に、頻出課題別に論文試験の書き方を教えてくれる参考書です。本試験に即した内容をカバーしており、論文対策の実践的な演習書に近い参考書といえます。

この参考書は、25の出題例ごとに複数のアイデアを提示しており、受験生が好きなようにアレンジすることで、論点を外すこと無く自分だけの合格答案が書ける参考書です。

出題例は実際の過去問から選ばれており、それに対するシナリオがレジュメ形式でA(入門レベル)・B(標準レベル)・C(発展レベル)の3つ提示されます。3つは独立していて、A→Cと順番に勉強する必要は無く、自分が使えそうな部分をどこから取っても構わない構成となっています。

答案例はシナリオBにもとづいています。受験生の多くが毎年使っている参考書ですし、これを丸パクリしたところで、大量の答案を何年も添削してきた採用側には、類似の答案だと容易にバレてしまいます。

本書ではこういうことが起きないよう、答案例ではお手本として各自の答案に取り入れてほしい部分が網掛け部分になっています。答案の書き方に迷っているひとは、この部分から内容を膨らませて自分の論文を書いてみることが推奨されています。

さらに、答案例ごとに、「答案アレンジ術」という複数のポイントが挙げられています。これは、答案例の論文を変化させる要点をいくつか提示するもので、すべてに従う必要はありません。自分なりに感心した部分を取り込んで、独自の答案づくりに活かすことができます。

ここまで取り上げてきたことは、本書の構成と使い方に関する記述に基づくものです。この本では、「どこから読み始めてもよいし、書込み・反論・物まね、何でもOKである。」と記載されています。基本的な論作文の書き方や注意すべき記述上のルールは後述する入門書で補充すべきですが、本書は実際の課題に沿った即戦力型の参考書といえます。

巻末には、全ての自治体の論文試験の出題例を掲載しています。「大卒警察官 合格論文はこう書く! 実務教育出版」は、各自が使えると思ったところだけ参考にすれば良く、非常に実践的で課題ごとの答案練習に適した、網羅性の高い参考書としておすすめです。