大学1年のうちに出来ること(行政系/心理系/福祉系/技術系)

公務員試験を目指す方が大学1年のうちに出来ることは、教養試験(基礎能力試験)に必要な知識のインプットと、数的処理(判断推理、数的推理、図形、空間)の典型的な基本演習です。これは、どの区分(職種)の方にもおすすめできます。

今回の記事は、地方上級、東京都Ⅰ類B、特別区Ⅰ類、市役所、国立大学法人、国家一般職、裁判所事務官、国税専門官、財務専門官、労基、法務省専門職(矯正心理・法務教官・保護観察官)、家庭裁判所調査官補、国家総合職のすべての区分(職種)に対応しています。

もちろん、公務員試験に初めて取り組む全くの初学者を想定しており、知識ゼロの初歩から始めることを想定しています(以下のリンクは、それぞれの名称によるアマゾン(Amazon.co.jp)の検索結果ページを含みます)。

数的処理の基礎固め

まず、数的処理(判断推理、数的推理)では、小中の基本的な算数・数学の知識が必要ですし、これを実際の問題にどのように使うかの練習までやっておくと、その後の試験勉強を優位に進められます。

こうした参考書としては、「玉手箱」(数的推理がみるみるわかる! 解法の玉手箱判断推理がみるみるわかる! 解法の玉手箱の2分冊)をおすすめします。必要な数学の知識と典型問題の練習まで行って、一通りの問題パターンをこなすことが出来る良書です。

玉手箱では、数的推理に小・中の算数・数学レベルも無理なく学び直しが出来る第0章という項目が設けられています(もちろん、ここは飛ばして始めることもできます)。2冊をどちらから始めても、2冊同時に進めても構いません。

判断推理と数的推理は「玉手箱」を2科目合わせて1日あたり2~3時間でも取り組み、2~3ヶ月で1周出来れば理想的です。大学1年の間に3~4周も出来れば基礎固めには十分です。

文章理解の基礎固め

文章理解については、「だからカコモンで克服 文章理解」が、過去問集にしては基礎問題のウェイトが非常に高く、本試験に備えたメイン教材よりも初めての基本演習に向いている問題集としておすすめです。

文章理解は「カコモン」のうち、代表的な例題に相当する「典型問題(解き方実況中継)」の現代文と英文だけ解いてみましょう。古文は公務員試験では0~1問ですから無理に勉強する必要の無い分野です。

これをやってみて、英単語がさっぱりわからないとか、英文を読むのが遅いという方には、「速読速聴・英単語 Core 1900」の追加をおすすめします。比較的長めの英文を読みながら語彙力が身につき、速読の練習と単語力の強化が両立できる良書です。

ちなみに、大学受験で「速読英単語(2)上級編」を使った経験のある方は、これに替えても構いません。このように、良質な英文を掲載した単語集で、文章理解に必要な基礎能力を高めましょう。

大学1年のうちは、上記のような長めの英文を掲載した英単語集で読む力と単語力を身につけることで十分です。カコモンも、典型問題以外は無理に学習する必要はありません。

一般知識の基礎固め

その一方、大学受験が推薦だった方など、一般知識(知識分野)に不安のある方は、大学1年のうちに一般知識強化を行っておきましょう。公務員試験の一般知識は、高校の教科書~センター試験レベルがほとんどです。

このため、「はじめからていねいに」、「面白いほどとれる」、「みんなのセンター教科書」の各シリーズから1つ選んで知識の補強を行うことをおすすめします。どの参考書も、教科書からセンターレベルをわかりやすく解説した良書です。

これらの参考書はどれでも構いません。見た目や値段で選んでも構いません。公務員試験に重要なのは、政治、経済、現代社会、日本史、世界史、地理、生物、化学です。余裕があれば物理や地学も読むべきですが、その他の科目は不要です。

もちろん、学習経験(特に大学受験の経験)が無い科目から優先的に読み、大学1年の間に「だいたいどんなことが書いてあった」という程度の理解で十分です。10冊程度読むことになりますが、非常に読みやすく、何度も読み返しやすい参考書です。

どのシリーズの参考書も、有名講師の授業を再現したかのような講義調の文体で、非常に読みやすく構成され、読み物的に一気に通読することもできます。公務員試験には、各科目のアウトラインを把握するつもりで、1冊づつ済ませても2~3冊を並行して読んでもかまわないので、何度か通し読みすることで十分です。

大学1年のうちに出来ること(行政系/心理系/福祉系/技術系):まとめ

このように、大学1年のうちは、どの区分(職種)の方も、数的処理、文章理解、一般知識の基礎固めを並行して行うことに尽きます。公務員試験は科目数が多く、複数の科目を同時並行で学習することに慣れることも必要です。

この段階をクリアしたら、大学2年からは、各区分ごとの試験対策を取り上げています。行政系は行政系公務員併願の総合学習計画(1年9ヶ月~2年)です。ぜひとも参考になさってください。

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