外務省専門職員の時事論文試験

今回は外務省専門職員の時事論文試験を取り上げます。

まず、直近数年間に出された実際の試験問題を掲載します。

2020年に東京で開催されるオリンピックに関し、我が国にとっての開催の意義とその開催を成功させるために今後取り組むべき課題は何か、あなたの考えを述べよ。

ワーク・ライフ・バランス(仕事と生活の調和)について、我が国の取組状況を諸外国と比較して説明し、意義と今後の課題についてあなたの考えを述べよ。

現在進行しているグローバリゼーションが国際関係にいかなる影響を与えていると考えるか述べなさい。

2001年9月11日に発生した米国での同時多発テロはその後の国際関係にいかなる影響を与えたと考えるか述べよ。

この時事論文試験は、時事的なテーマから一般的な記述を求められる論文試験であり、地方上級の論文試験や国家一般職の一般論文試験に近い傾向だといえます。

やはり外務省専門職員ということで、時事的な課題とはいえ、国際関係に関する出題が頻出テーマとして一貫しています。ただし、過去には国内問題をテーマにした出題例もあり、あまり国際関係にだけ絞り込むのも回避すべきかと思います。

外専の参考書:時事論文対策

外専の時事論文試験は、文章の書き方や論述の展開方法などは、専門記述試験の勉強で得た記述力で十分通用します。この論文試験では、文章構成も大事ですが、いかに豊富な知識を書き出して結論に持ち込めるかという中身の勝負だといえます。

このため時事論文の対策としては、新聞を国際面や解説記事を中心に日頃から読み続けて知識を蓄える、それを自分なりに整理しておく、ということが重要です。

もちろん、試験範囲で国際問題だと明記されているわけではないため、国際分野を中心にしつつ、国内問題(社会、科学・文化、政治、経済)にもある程度注意しておきましょう。

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その一方、時事論文のためだけに、文章の書き方に関する参考書は絶対に必要ではありません。特に、外専の時事論文対策に特化した教材は市販されていません。

特に論文対策を行うということであれば、論文(作文)試験/政策論文対策(大卒程度) で紹介した教材が役に立ちます。これらは、合格に結びつく文章の構成や組み立て方に関するノウハウを習得できる有益な参考書としておすすめです。

このうち、「1週間で書ける!! 公務員合格作文」は論文の構成や書き方を学べますし、「論文試験 頻出テーマのまとめ方」は街づくりやゴミ問題など地方公務員向けのテーマは飛ばして国際化・外交・安全保障・政治・経済など国家公務員向けのテーマを中心に読めば十分です。

もちろん、時事対策をしっかりやっておくことも言うまでもありません。