刑務官

刑務官は高卒程度の国家専門職です。刑務官の試験区分は、一般枠、武道区分、社会人試験があり、それぞれがA(男子)・B(女子)に分かれて実施されます。

つまり、一般枠に相当する刑務A、刑務B、武道区分の刑務A(武道)、刑務B(武道)、社会人試験の刑務A(社会人)、刑務B(社会人)という6区分に分けて実施されます。

刑務官の試験内容は、一般枠と社会人は全く同じです。武道枠は体力検査が無い代わりに、柔道または剣道の実技試験が課されます。

A・Bでは、同じ区分どうしの試験内容は全く同じです。男子と女子を分けて選考するだけであり、男女とも同一区分なら同様の試験対策が必要です。

なお、社会人試験は40歳未満の方なら受験可能です。ただし、社会人試験は毎年実施されるとは限らず、採用予定が無い区分は実施されません。

刑務官の試験内容は以下の通りです。先述通りA・B間の違いは無く、一般枠/社会人と武道で異なるだけです。○/7で示した数値は全体を7とした各科目の配点比率であり、*印は合否の判定のみを行う試験種目です。

一般枠/社会人試験
1次試験:基礎能力試験(択一式)4/7、作文試験1/7
2次試験:人物試験(個別面接、性格検査)2/7、身体検査*、身体測定*、体力検査*
武道区分
1次試験:基礎能力試験(択一式)4/7、作文試験1/7、実技(柔道または剣道)
2次試験:人物試験(個別面接、性格検査)2/7、身体検査*、身体測定*

基礎能力試験(教養試験)は40題で、以下の出題分野と出題数が告知されています。

  • 知能分野 20問:文章理解(7)、課題処理(判断推理のことです)(7)、数的処理(数的推理のことです)(4)、資料解釈(2)
  • 知識分野 20問:自然科学(5)、人文科学(9)、社会科学(6)

実際の科目別出題数は、例年以下の傾向が見られます。

※国家一般職高卒/税務職員/国家専門職(高卒)は、日程が違えば問題自体は異なるものの、同日実施の試験では共通問題ですし、どの試験も科目別出題数は同じ傾向を示します。

刑務官の試験対策についても、高卒程度公務員の試験勉強で対応できます。一般的な高卒公務員の教材を使えば十分通用します。

高卒程度公務員の教養試験(基礎能力試験)について、何を使ってどのように勉強すればよいのかについては、高卒公務員の参考書 教養試験(基礎能力試験)で一括して取り上げています。試験勉強のメインとなる教材を具体的に知りたい方は、参考になさってください。

作文試験は1題50分です。どの区分も作文試験は1次試験の合否判定には使わず、1次合格者を対象に評定した上で最終合格者の決定に反映すると告知されています。

高卒程度公務員で課される作文試験対策についても、高卒公務員の参考書 作文試験で具体的な参考書の使い方を通じて試験対策を取り上げています。傾向と対策については、高卒公務員の作文試験:国家公務員(大学校除く)で触れています。

一般枠や社会人試験では2次試験で体力検査が課されます。これは、上体起こし、立ち幅跳び、反復横跳びによる身体の筋持久力等についての検査です。武道枠では1次試験で実技試験(柔道または剣道)が課されます。