国家一般職大卒(電気・電子・情報)

今回は国家一般職大卒の電気・電子・情報区分を取り上げます。

国家一般職大卒の1次試験では、全区分で択一式の基礎能力試験(教養試験)と専門試験が課されます。これに加え、行政区分では一般論文試験、行政以外の区分では記述式の専門試験も課されます。

ただし、1次試験の合否は、択一式の基礎能力試験と専門試験の結果によって決定されます。一般論文試験または記述式の専門試験は、1次試験合格者を対象として評定したうえで、最終合格者の決定に反映されます。

また、国家一般職大卒の2次試験では、人物試験が課されます。

択一式の基礎能力試験は全区分共通の問題で40問、択一式の専門試験は区分ごとに異なる問題で解答数40問(建築区分だけは33問)です(専門試験の総問題数は区分によって異なる)。

基礎能力試験は、全ての区分で共通問題が課されます。40問の全問解答制で、以下のように告知されます。

  • 【知能分野】27題:文章理解11、判断推理8、数的推理5、資料解釈3
  • 【知識分野】13題:自然・人文・社会13(時事を含む)

国家一般職大卒の基礎能力試験は、どの区分の方も、一般的な大卒公務員試験の教材に取り組むことで対応できます。

大卒公務員の教養試験(基礎能力試験)は、区分(職種)を問わず共通の試験内容が一般的です。教養試験対策(大卒)に使える参考書・問題集について、当サイトでは、大卒公務員の教養試験(基礎能力試験)で対応しています。

専門試験(択一式)は以下の通りです。

40題出題 40題解答
工学に関する基礎 20題
電磁気学・電気回路・電気計測・制御・電気機器・電力工学 8題
電子工学・電子回路 3題
通信工学・情報工学 9題

専門試験(記述式)は以下の通りです。

必須問題 1題
電気・電子・通信・情報工学に関連する領域

専門試験(記述式)における過去の実際の出題例は次のとおりです。

我が国では高齢化が急速に進行しており、今後、高齢者の割合は更に増えることが予想される。このような状況において、高齢者の生活の質をより向上させるために、様々な電気・電子・情報分野の技術が開発・導入されている。そのような技術の具体例を一つ挙げ、その概要を説明せよ。また、その技術の課題及び課題の解決策について論ぜよ。

サイバー犯罪という大きな社会問題の(1)例をあげよ(2)対策を電気電子情報分野の技術者の立場及び(3)行政の立場から論ぜよ。

当サイトでは「工学に関する基礎」(「工学の基礎」のこと。数学、物理)を含めた理系公務員の専門試験対策は、理系公務員の専門試験で一括して取り上げています。

国家一般職大卒の2次試験では、人物試験が課されます。これは面接試験(個別面接)です。

国家一般職大卒の場合、国家総合職と同じように、合格=採用ではありません。国家一般職大卒の合格者は、「官庁訪問」というプロセスを経て、具体的に採用機関からの内定を自ら勝ち取る必要があります。

国家一般職大卒の官庁訪問では、国家総合職とは異なるルールが設定されます。このルールは国家一般職大卒の合格者なら、全ての区分に適用される共通ルールです。

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