国家総合職(院卒者/法務区分)

今回は国家総合職の院卒者試験の法務区分を取り上げます。この区分の受験資格は、法科大学院の修了だけでなく、司法試験に合格していることも要件となっています。この区分は院卒者試験のみの区分であり、大卒程度にはありません。

国家総合職では、院卒者程度の法務区分と大卒程度試験の教養区分は秋季に実施されることから「秋試験」と呼ばれます。そのほかの区分は春季に実施されます(「春試験」)。秋試験の2区分は、一次試験を同じ日に実施することが通例です。

国家総合職(院卒者/法務区分)の1次試験では、択一式の基礎能力試験(教養試験)が課されます。2次試験では、政策課題討議試験、人物試験が課されます。

基礎能力試験は30問であり、以下の通り告知されます。

  • 知能分野24問:文章理解8問、判断・数的推理(資料解釈も含む)16問
  • 知識分野6問:自然・人文・社会6問(時事を含む)

院卒者試験の基礎能力試験は、一般的な大卒公務員試験の教材を使って、国総の問題までしっかりと踏み込んで取り組むことがベースとなります(→大卒公務員の教養試験(基礎能力試験))が、これに加え、院卒者の基礎能力試験の過去問を5~6年分は人事院に請求して問題演習を行うことをおすすめします。

文章理解は文章理解、判断・数的推理と資料解釈は数的処理(判断推理、数的推理、図形、空間)と資料解釈、知識分野(一般知識)は社会科学・時事・社会事情・人文科学・自然科学が参考になります。

政策課題討議試験は、6人1組のグループを基本とし、レジュメ作成→個別発表→グループ討議→討議後の個別発表、という試験が実施されます。

国家総合職では院卒者・大卒とも、2次試験で人物試験が課されます。これは面接試験(個別面接)です。これについては、国家総合職(大卒)・2次面接試験対策が参考になります。

国家総合職では最終合格=採用とは限らず、官庁訪問という採用活動を経て、自ら各府省の内定を勝ち取る必要があります。

国家総合職の官庁訪問は、春試験では院卒者/大卒や区分を問わず全ての受験者に適用される共通の統一ルールが設定されます。その一方、秋試験の2区分(院卒者の法務区分、大卒程度の教養区分)はそれぞれ個別にルールが設定されます。国家総合職の官庁訪問については、国家総合職の官庁訪問で詳細に取り上げています。

  • →アマゾン(Amazon.co.jp)の「公務員試験」ページに行きます。