国家総合職の官庁訪問

ここでは、国家総合職特有の官庁訪問の注意点を取り上げます。

まず、国家総合職の官庁訪問はクールという訪問期間の基本単位が設定されており、第1~2クールは3日間づつ、第3クールは2日間、第4~5クールは1日間、この最終クールの最終日の17時以降が内々定解禁となります。

この第1~5クールを通じて継続的に官庁訪問を行い、何度も同じ官庁に足を運んで採用面接などを受け、官庁からの内々定を得る採用活動が官庁訪問です。

官庁訪問自体は、人事面接(人事課との面接)と原課面接(各課との面接)が行われます。1日のうちに部屋を移動しながら採用面接を繰り返すのが基本です。多くの官庁では、1日拘束することが一般的で、次の予約をもらうことができればその官庁は引き続きOKということになります。

もちろん、「何かあればこちらから連絡します」では脈がなく、具体的に次回の日時が具体的に予約できて初めて、次のクールに進むことが可能です。

国家総合職の官庁訪問のうち、第1~2クールでは同一官庁の連続訪問禁止規定があります。このため、第1クールで落ちた官庁が無い限り、第1クールと第2クールの3日間づつは、事実上1日1官庁で合計3つの官庁を訪問することになります。

なかには午前訪問・午後訪問だけで良いとする官庁もあり、それをうまく組み合わせると、4つ以上の官庁を回ることもできます。また、第1クールで断られた官庁が生じた場合、第2クールで日程的な空きができることになるため、新たに別の官庁を訪問することもできます。

国家総合職の官庁訪問で最も重要なのが第3クールです。第3クールは2日間であるとともに、これまでの同一官庁連続訪問禁止規定がなくなります。このため、ほとんどの官庁は、採用したい人物には第3クールの初日の訪問を要求するはずです。

また、第3クールはこれまでの3日間から2日間になります。継続的に訪問できていた官庁が3つ以上残ってる方は、2つに絞る必要があります。なおかつ、多くの官庁では初日の訪問者から多くの採用を行っています。

第1~2クールまでの採用面接で、ある程度官庁ごとの感触は感じていると思います。複数の官庁から第3クール初日の予約を要求された場合、高評価と感じた官庁と志望度が高い官庁が違うときには、とても迷うところだと思います。

ここは、高い評価を感じた官庁が採用される確率が高いとは思いますが、最終的には各自が正しいと思った後悔しない判断が望ましいと思います。もちろん、2日目の訪問でも採用される方々はおられます。

早々に確実な官庁の感触を得られた方は、最終クールの予約だけ取って、第4クール以降の訪問は必要ないよと伝えられたり、官庁の職場見学会などを受けられたりする方もおられます。

その一方、第3~4クールは、どこの官庁でも採用されるかどうかボーダーライン上の方々にとっては正念場です。互いの採用意欲を探りあいながら、厳しい面接が待っていると思います。

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