国家公務員試験の合格が必要な職業を探すには?

国家公務員試験の合格が必要な職業は、とてもたくさんあります。ただ、国家公務員の場合、すべての採用試験が初めから職業ごとに細分化して実施されるわけではありません。

例えば、裁判所から得た許可状に基づき、悪質な脱税者に対して捜査・差押等の強制調査を行い、検察官に告発する国税査察官(いわゆるマルサ)も国家公務員の1つですが、国税査察官の採用試験が独自に実施されているわけではありません。

国家公務員には、ハローワークで働いている方々、気象庁や気象台で予報業務などに従事する職員、検察事務官、国道事務所の職員など、国家公務員には非常に多くの職業がありますが、これらがすべて個別に採用試験を実施しているわけではありません。

ただし、国家公務員試験のなかには、労働基準監督官、皇宮護衛官、航空管制官、裁判所事務官など、一定の専門性の高い職業では、独立して個別の採用試験を行うものもあります(→国家専門職(大卒)カテゴリ。高卒程度の公務員試験は高卒程度公務員)。

また、先ほどの国税査察官のケースでいうと、国税専門官という採用試験が実施されています。国税専門官は国税局や税務署に配属され、国税査察官、国税調査官(個人・企業・団体などに税務調査・検査を行ったり、申告に対する指導を行う)、国税徴収官(税金の督促や滞納処分、納税に関する指導を行う)という職種に分かれて活躍しています。

職業ごとに採用試験があるとは限らない

上述通り、国家公務員の場合、専門性が高く独自に採用試験が行われている場合を除けば、一般的には共通の国家公務員試験を受け、それに合格した方の中から採用先が決まる仕組みになっています。

最も有名なのは、国家総合職(旧・国家1種)です。これは、各省庁の幹部クラスの候補職員を採用する試験であり、公務員試験のなかでも最難関の採用試験です。国家総合職に合格した方は、官庁訪問という採用活動を経て、どの省庁の職員になるかが決まります。

また、国家一般職大卒は、各省庁の中堅職員を採用する公務員試験です。主に出先機関で中心となる職員を採用する試験であり、やはりどの省庁に採用されるかは、この公務員試験の成績や本人の希望に応じて決まります。

国家一般職高卒は、各省庁の初級職員の採用試験です。一般的な事務・窓口業務に従事する係員級の採用試験といえます。こちらもどの省庁に採用されるかは、採用試験の成績と本人の希望によります。

例えば、先ほど挙げた例では、検察事務官もハローワークの職員も、ともに国家一般職大卒あるいは国家一般職高卒の合格者から採用されています。検察事務官は検察庁(法務省の特別の機関)が採用し、ハローワークの職員は厚生労働省が採用するものです。

当サイトでは、採用試験ごとの内容と対策を取り上げるだけでなく、こうしたさまざまな職業としての公務員を取り上げ、その職業に就くためにはどの採用試験を受けたら良いのかを説明しています。どうぞ参考になさってください。