公務員の勉強期間

ここでは、公務員の勉強期間を取り上げます。

公務員の勉強期間の目安

公務員の勉強期間は、公務員によって異なります。一般的に多くの方が合格する勉強期間の目安としては、以下の期間がいえると思います。

  • 国家総合職レベル→1年~1年半
  • 地方上級・国家一般職レベル→7ヶ月~1年3ヶ月
  • 教養試験のみの市役所、警察官・消防官レベル→4~10ヶ月
  • 高卒公務員→4~10ヶ月

国家総合職レベルは国総以外では、家庭裁判所調査官補や裁判所事務官総合職、外務省専門職員、防衛省専門職員、衆参事務局や国立国会図書館の総合職なども該当します。

初学者でこのレベルの公務員を目指すなら、2年程度の勉強期間を設けたり、大学1~2年のうちに基礎固めを行う方も珍しくありません。その一方、専門科目の学習経験がある方なら、1年~1年半の勉強期間で合格する方もたくさんおられます。

地方上級や国家一般職大卒レベルは、国税専門官、財務専門官、労働基準監督官、法務省専門職員(人間科学)、裁判所事務官一般職なども該当します。

地方上級や国家一般職レベルは、大卒公務員で最も標準的なレベルの採用試験です。勉強期間は1年、あるいはそれよりも少し長めに取るのが理想的です。もちろん、半年未満で合格する方も少なくありません。

教養試験(基礎能力試験)のみの市役所や警察官・消防官レベルとは、大卒公務員で専門試験が課されない公務員試験を含みます。国立大学法人、皇宮護衛官(大卒)なども含みます。

また、高卒公務員は、高卒程度の警察官・消防官、地方初級・国家一般職高卒・市役所などを含みます。これらは一部の技術職や専門職種を除けば専門試験が課されず、教養試験(基礎能力試験)のみということが一般的です。

このように、専門試験が課されず教養試験(基礎能力試験)のみという公務員の勉強期間は、専門試験が無いという負担の軽さから、半年程度で受かる方も増えてきます。できれば8~10ヶ月ほしいところですが、5ヶ月未満の超短期間で受かる方もおられます。

公務員の勉強期間を左右する要素

実際には公務員の勉強期間は、個々の事情によって左右されます。特に大きな影響としては、学習経験の有無や基礎知識と、1日あたりの勉強量、大学・高校の学部・学科が挙げられます。

まず、公務員の勉強期間は、学習経験のある科目が多ければ多いほど、短縮することができます。大学・高校での履修経験や、資格取得などで学習経験のある科目があれば、公務員でも一から学び直す必要が無く、いきなり過去問演習から入ることができます。

また、公務員の勉強で重要なのは、勉強期間よりも1日あたりの勉強量です。ここではあえて「勉強時間」ではなく、「勉強量」と書きました。勉強時間の確保も当然重要ですが、それよりも、1日あたりの勉強量が多く、密度の濃い勉強ができれば、学習の進み具合が早くなり、結果として勉強期間が短くて済みます。

さらに、大学・学部の学部・学科は、特に理系公務員(技術職)や福祉系・心理系公務員を目指す場合に重要です。こうした職種・区分の公務員なら、大学・学部での学習内容と、公務員試験の専門試験の内容が直結しており、専門科目の負担が大幅に軽く済む方が少なくありません。

このように、公務員の勉強期間は、さまざまな要素が絡み合って個々の受験生によっても異なります。最初に挙げた目安は、平均的な勉強期間です。全く初めて学ぶ科目ばかりの初学者はこれよりも多めに取るべきですし、ある程度学習経験のある方はこれより短くても合格する可能性が高いといえます。