公務員の大学ランキング

今回は、公務員の大学ランキングを取り上げます。

公務員の大学ランキングは

公務員の大学ランキングといえば、株式会社・大学通信の調査リポート事業がよく知られています。この会社のリポートは、サンデー毎日や週刊東洋経済などの週刊誌やウェブサイトでも、毎年最新の情報を確認することができます。

公務員に就職した方の卒業生の数で、大学をランキングすると、日本大学、立命館大学、早稲田大学、中央大学、関西大学、法政大学など、関東や関西で学生の数自体が多く、公務員を受験する学生が多い大学が上位の常連だとわかります。

その一方で、金沢大学、広島大学、愛知教育大学、新潟大学、千葉大学、埼玉大学、静岡大学、山口大学など、地方に存在する国公立大学がランキング上位に食い込み、公務員の就職者数が多いこともわかります。

また、国家総合職の合格者に限れば、やはり東京大学、京都大学、早稲田大学など、ラトップクラスのランキングは毎年固定されている傾向が見られます。

公務員への就職率で大学をランキングすると?

ここまで見てきた公務員の大学ランキングは、卒業生が公務員に就職した「実数」のランキングです。公務員に強い大学というのは、大学院進学などを除いた卒業生のうち、どれだけの割合で公務員に就職したかという公務員への就職率も考慮すべきでしょう。

これを考えると、国立の兵庫教育大学が、卒業生のほぼ9割近くが公務員になっています。また、愛知教育大学や宮城教育大学も6割を超えており、地方国立の教員養成大学が上位を占めています。

私立大学で公務員への就職率が高いのは、保育士や小学校教諭に強い桜花学園大学や、警察官の就職に強い日本文化大学が挙げられます。ともに卒業生のうち、4~5割の学生が公務員になっています。

一般的には、卒業生のうち公務員に就職する方が3割を超える大学は、公務員志望が強い大学といえます。こうした大学としては、金沢大学、愛知教育大学、福岡教育大学、大阪体育大学、宮城教育大学、兵庫教育大学などが挙げられます。

公務員の大学ランキングからわかること

公務員の大学ランキングを見ていくと、学生数が多い私立大学は公務員の志望者も多く、結果的に自然と公務員に合格する実数も多くなる傾向があるといえます。

その一方、地方の国立大学も、公務員に就職する数のランキングで目立っていることも特徴的です。これには、学生の地元志向が強く、民間企業の求人が都市部ほど多くない地方での公務員人気が反映しているといえます。

地元で公務員になるなら、地元の国立大学を出ていたほうが都合がよく、都市部の大学に行く場合よりも親の経済的な負担が抑えられるという事情もあるでしょう。また、一家族あたりの子供の数が減っている少子化では、子供を地元に住み続けさせたいという事情も影響していると思います。

また、教員養成系の国立大学が健闘しているのは、団塊世代の大量退職に伴う教員不足が影響しています。地方自治体の財政が良くないところでも、教員の採用は引き続き活発に行われています。

一般的に公務員試験では、教養試験(基礎能力試験)が課されます。3教科の入試が一般的な私立大学よりも、幅広い教科で受験する必要が多い国公立大学のほうが、受験勉強の経験と基礎学力という点で、公務員試験には有利かと思います。