公務員に転職して後悔することがあるのか?

今回は、公務員に転職して後悔することがあるのかという点について取り上げます。

公務員への転職で後悔する理由

公務員へ転職した方が後悔する理由には、いくつかの点が見られます。ひとつは一般に言われるほど楽では無いという仕事内容です。例えば、窓口業務に関しては、来られる方の全てが優しい方とは限らず、メンタルな強さが要求される場面もあります。

また、公務員は土日祝日はキッチリ休みが取れるとか、残業がほぼ無いとか、有給休暇の消化率が高いとか、昼休みもゆとりがあるといったイメージを持っている方は、公務員に転職したあと、後悔する確率が高いといえます。

窓口業務でなくても、公務員は書類や資料の作成、上司・同僚や関係機関との調整、対外的な交渉など、ほとんどの業務は自分の都合だけで区切りがつけられるとは限りません。こうした業務に、時間通り終わるという保証はありません。

ただし公務員は、民間企業でいう意味のノルマがありませんし、相当の問題でも起きない限りリストラされることはありません。給与も確実にもらえますし、倒産とは無縁といった意味では、公務員はとても安定性の高い仕事です。

極端に言えば、単に「楽したい」というだけで民間から公務員に転職する方は、とても後悔する可能性が高いといえます。そのうえで、個々の実力や成果が要求される民間よりは、地道に公共サービスに貢献できる方が公務員に向いているといえます。

転職して後悔する前に公務員を一考しよう

公務員に転職して後悔する方の多くは、その人間関係やルーティンワークの多さを理由に挙げています。特に公務員の場合、閉鎖的な空間で独特の評価基準に基づいて組織が形成されており、はっきり言えば人間関係が面倒な世界でもあります。

公務員の職場は、人間関係という意味では、決して風通しの良い職場とはいえないところもあります。小さなコミュニティのなかで働くというイメージでしょうか、これに直面して、転職後に後悔する方も少なくありません。

もちろん、公務員も変わったひとばかりではありません。特に公務員に向いているのは、コミュニケーション能力が高い方だといえます。

また、公務員に転職したあとで後悔する方がよく挙げるのは、仕事の物足りなさです。民間企業のように、新規事業を開拓したり、不採算事業から撤退するといったことが無い代わりに、公務員ではルーティンワークが圧倒的に高い比率を占めています。

公務員の場合、ほぼ毎年同じ時期には同じ業務が行われますし、定型的な業務がとても多い仕事です。転勤や異動が多い割には、頑張って仕事に取り組んでも、それが成果に反映されないというデメリットがあります。

ここで、定型的な業務であっても、それが決して楽な仕事とは限らないのが公務員の特色と言えます。ルーティンワークであっても、公務員の仕事は時間がかかったり、1人では済ませられない業務があります。

その一方、公務員は、長く勤めれば勤めるほど給料が上がります。また、昇進によっても確実に上がります。それ以外は地域の物価水準や民間の給与水準が参考にされる程度であり、個々の営業成績や職場の経営状態に左右されるということはありません。

そういう意味では、創造性が高く、利益を追求して実力主義で報酬をもらいたい方は民間企業が向いています。逆に、公共の利益にかなう貢献に関心が高く、他者との意思疎通能力にたけている方は、公務員に向いているといえます。