高卒公務員の参考書 教養試験(基礎能力試験)

今回の記事は、全ての高卒程度公務員を対象に、教養試験(基礎能力試験)で「何を」「どれだけ」勉強すればよいかについて、使用教材を具体的に取り上げながら一括して説明します。

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高卒公務員のメイン教材(過去問ベースの問題集)

高卒程度公務員の参考書としては、実務教育出版「スー過去」の高卒程度公務員版である「新・初級スーパー過去問ゼミ」を定番中の定番としておすすめします。

「初級スー過去」は、教養試験(基礎能力試験)および適性試験の各分野・各科目を網羅したラインナップで、要点整理部分と過去問演習で構成された一体型教材です。本試験までに4回でも5回でも繰り返すことで、本書だけでも合格に必要な実力が確実に身につきます。

スー過去は、公務員試験の頻出事項を網羅したメイン用途の教材です。要点整理部分もありますが、基本的には豊富な問題を解く中で本試験レベルの実力を身につける過去問ベースの問題集です。

このため、初めて学ぶ科目や公務員試験の問題がさっぱり分からないという方は、問題を解くのに必要な知識や解法と言った重要事項を、後述する参考書を使ってインプットしておくことが大切です。

もちろん、初級スー過去をやってみて容易に理解ができるという方も多いと思いますし、こうした科目では参考書は不要だと思います。

高卒公務員のメインの参考書

その一方、初級スー過去が全然解けないという科目も出てくるでしょうし、過去問の解説を見てもわからないという方も珍しくありません。こうした科目は、初歩からわかりやすい参考書を追加して、基礎レベルを固めてから初級スー過去に入っても良いでしょう。

このうち、知能分野(一般知能)の参考書としては、「初級公務員試験 よくわかる数的推理」「初級公務員試験 よくわかる判断推理」がおすすめです。非常に手堅く、堅実な正攻法を重視した入門書です。ただし、長い間改訂されておらず、内容的に古いため、本書を入門書で使ったら必ず初級スー過去に取り組むことをおすすめします。

「よくわかる」が合わなかった方は、「畑中敦子の初級ザ・ベスト プラス」シリーズ(数的推理/資料解釈、判断推理の2分冊)をおすすめします。こちらはとても新しい問題を収録していますが、裏技的でテクニカルな解法を重視してる点は好みが分かれるため、やはり本書で基礎を固めたら、初級スー過去に着手すべきでしょう。

知識分野(一般知識)の参考書としては、「国家公務員・地方初級 オープンセサミシリーズ」をおすすめします。問題集としては解答・解説が簡素すぎて独学に不向きですが、メインの参考書として重要事項をインプットする用途には十分おすすめできる良書です。

参考書は、問題を解くのに必要な知識や解法のノウハウを習得するのに有益なインプット教材です。ただし参考書を理解した時点では、重要事項が「わかった」段階にとどまり、理解した事柄を駆使して実際の問題を「解ける力」をつけるためには、メインの問題集として先述の「新・初級スーパー過去問ゼミ」を使うことが絶対に必要です。

最初のうちは参考書と問題集を項目ごとに併用して知識の習得と問題練習を連動させ、2回め3回めと解法や知識が身につくうちにだんだんと参考書から離れて問題集をメインに何度でも繰り返すことで、問題を「解く力」を身に着けていくことが理想的です。

高卒公務員の要点整理型参考書・時事対策

参考書から離れ問題集をメインにしてガンガン繰り返す一方、本試験が近づく時期には、基本的な暗記事項の総チェックに取り組むのも良いでしょう。「初級公務員 一般知識らくらくマスター」は高卒公務員の知識分野(一般知識)を1冊にまとめた要点整理型参考書の定番としておすすめです。

高卒公務員の過去問演習書・総仕上げの参考書

メインの問題集を何度も繰り返して問題を見ただけで解法や解答がぱっと浮かんでくるようであれば、過去問演習書を投入して試験勉強の総仕上げにかかってよいかと思います。定番演習書「過去問350」シリーズ(地方初級、国家一般職高卒、高卒警察官があります)を使うことで、直近の傾向に特化した「早く」「正確に」解く訓練を行います。繰り返しこなすことが出来れば理想的です。

さらに、「高卒程度公務員 直前必勝ゼミ」は試験直前期の総チェックの定番です。特に時事対策や作文・面接対策は有用であり、高卒公務員の時事対策の参考書としては最も最適な1冊といえます。

このように、高卒程度公務員の教養試験(基礎能力試験)では、基礎ができてない科目は参考書を追加しつつ、メイン教材で過去問を徹底攻略することが定石といえます。もちろん、過去問演習書や直前期の総チェックの追加も考慮すべきです。