教員採用試験の参考書5 論作文の参考書

今回は、教員採用試験の論作文の参考書を取り上げます。各社からさまざまな教材が出ていますが、合格答案に結びつく良質の参考書に取り組むことが重要です。

【追記】現在では教員採用試験の参考書について、教員採用試験の参考書で一括して取り上げ、更新しています。

(以下のリンクは、それぞれの名称によるアマゾン(Amazon.co.jp)の検索結果ページを含みます)

まず、実務教育出版の「教員採用試験 教育問題の核心に迫る! 勝てる小論文・面接」は、2017年(18年受験向け)まで出ていた「リアルから迫る 教員採用小論文・面接」の後継に相当する参考書です。

こちらは、企業研修や公務員試験でも論文指導を手がけてきた東大卒/シカゴ大学大学院修了の元大手予備校講師、吉岡友治氏による参考書です。吉岡さんは、地方上級・国家一般職大卒・市役所大卒向けの論文試験の参考書も出しておられます。

この「教員採用試験 教育問題の核心に迫る! 勝てる小論文・面接」は、問題意識がとても強い参考書です。15のテーマごとに非常に深い洞察で、考え方のプロセスを重視した参考書といえます。受験生に要求する思考レベルがとても高く、答案例も高度なものになっています。

その一方、同じ実務教育出版の「教員採用試験 差がつく論文の書き方」(実務教育出版)は、教員採用試験の論作文対策の定番中の定番です。毎年改訂されており、最新年度版の購入がおすすめです。

こちらは、基礎編で教採における論作文の狙いや実際の書き方を説明し、問題演習編では実際に全国の自治体で課された過去問をテーマ別に20以上取り上げ、課題文の構成例やポイント、合格答案例と受験生の答案例を掲載してそれぞれ詳しくアドバイスや添削例を掲載しています。

教員採用試験 差がつく論文の書き方」は、バランスの取れた解説と豊富に掲載されたテーマで、これ1冊で教員採用試験の論作文対策は十分だろうと思います。真っ先におすすめできるのはこちらのほうだと思います。

なお、「教員採用試験 差がつく論文の書き方」をやったことがあるが合わなかったという方には、「手取り足取り、特訓道場 合格する論作文」(時事通信出版局)をおすすめします。こちらも毎年改訂され、最新年度版が出ています。

こちらは、序論・本論・結論の三段構成法を身につけることなど、論作文の基本的な書き方を説明したうえで、35のテーマを取り上げ、それぞれの論作文の構成からポイントを指摘した参考書です。

教員採用試験 差がつく論文の書き方」は今回取り上げる参考書の中では、最もシンプルで簡潔な参考書です。どんな課題にも対応できる論文の書き方と言うよりは、とりあえず頻出テーマをサッと理解するにとどめるなら本書もありかと思います。

ここまで見てきた通り、3冊の参考書それぞれに特徴がありますが、ある程度どんな課題にも対応できる書き方を習得しつつ、頻出テーマの理解も出来るという点では、「教員採用試験 差がつく論文の書き方」が最もバランスの取れた定番参考書として、真っ先におすすめできる良書だと思います。