民間から公務員への転職

今回は、民間から公務員への転職を取り上げます。

民間での職歴は公務員試験を左右する?

民間から公務員に転職する場合、受験者の方が最も気にするのは、転職前の民間での経験内容です。前職までの経験で公務員の仕事に慣れるだろうかとか、正社員の経験が無くても大丈夫だろうかといった疑問が挙げられます。

実際、民間から公務員に転職した方のなかには、事務系・営業系の会社員やOLに限らず、システムエンジニア、調理師、キャビンアテンダントなど、非常にさまざまな職業から転職した方がおられます。

また、転職者向けの公務員試験のなかには、正社員としての経験が無くても受験できる採用試験も少なくありません。受験先によって受験資格は細かく決まっていますが、職歴を問わない転職者向けの試験もたくさんあります。

これとは逆に、民間での転職回数が多いと公務員試験では不利になるのでは?と思われるかもしれません。この場合も、転職回数の多い少ないがただちに公務員試験で不利になるということはありません。

もちろん、民間での職歴内容について、面接試験で問われることはあるでしょう。こうした問いかけに対して、好ましい評価が得られるような適切な回答を想定しておくことが重要です。

民間から公務員への転職を目指すなら

民間から公務員への転職を目指すなら、試験にもよりますが、半年~1年前から試験勉強を始めるのが一般的だといえます。面接試験や論文(作文)試験も重要ですが、まずは教養試験対策が最優先だと思います。

転職枠の公務員試験において、どんなひとが合格しやすいかといえば、やはり公務員になりたいという思いが強いひとであり、そのための試験対策をやり切れるひとでは無いでしょうか。

教養試験は択一式で、非常に多くの科目が数問づつ出題されます。転職者向けの公務員試験で専門試験が課されることは稀ですが、教養試験だけでも結構な学習の負担があります。

そのうえ、面接試験ではどうして民間から公務員に転職しようと思ったのか、なぜ数ある公務員のなかでうちを選んだのか、民間でどんな経験をしたのか、といったことが幅広く問われます。

論文(作文)試験に関しても、一般枠の公務員試験のような課題式論文とは限らず、転職前の民間で得た経験に関して記述させる職歴論文を課す試験もあります。

このように、公務員試験はさまざまな試験種目がありますし、特に民間からの転職という観点が加わるため、決して楽な試験とは言えません。

それでも、よほど無理なスケジュールでも無い限り、仕事と勉強の両立は十分可能です。学習を自主的に習慣づけ、ちょっとの間のスキマ時間も活用するといった、勉強時間を作っていくことで、民間から公務員への転職は、多くの方が達成しています。