参議院事務局の個別面接試験と人事面談(大卒・高卒共通)

参議院事務局のうち、総合職大卒は2次試験で集団面接、3次試験で個別面接があり、一般職大卒は2次試験で個別面接があります。今回の記事は、個別面接試験を取り上げます。その一方、特に総合職大卒を中心に、人事面談が行われます。これについても、ここで取り上げます。

参議院事務局の面接試験

参議院事務局の個別面接試験は、面接官3~5人に対して受験者1人という形式で実施されます。1次または2次試験合格の時点で、送付された身上書(調査票)を記入して提出します。あるいは、同様の書類が試験当日に配布されて記入を求められる場合もあります。

この身上書は、一般的な公務員試験の面接カードよりも非常に重要で、民間企業のエントリーシートのもっと厳しいものだと考えてください。記入した事柄は根掘り葉掘り徹底して質問されますし、そのことを考慮して熟慮の上で記入しましょう。

参議院事務局では、身上書は採用試験自体には関係ありませんと言われるかもしれません。また、事前の告知では、面接試験は約10分程度とも言われます。しかし、身上書の記入事項は非常に細かく突っ込まれますし、所要時間は多い時で30分は考えておきましょう。

参議院事務局の面接試験では、書いたことは確実に聞かれるだけでなく、事細かに突っ込まれます。併願状況や民間の内定状況についても、書いたら書いた分だけ個別に聞かれるため、正直に申告するかどうかは、受験者の気持ち次第だと思います。

経歴も徹底して掘り下げられますし、どうして参議院なのか、落ちたらどうするのか、という点も強く問われます。また、ひとつの質問への回答に対して、さらに突っ込みが繰り返されるのは当然と思っていてください。

徹底して聞かれる理由として、根本にあるのは「参議院事務局の職員として、何を思いながら働くのか」ということだといえます。聞いたことに対して即座に論理的な回答が出来るかどうか、面接官とよりよいコミュニケーションができているか、が厳しく試されます。

参議院事務局の人事面談

参議院事務局では、面接試験とは別に、人事面談が実施されます。これは特に、総合職大卒の場合は、ほとんどの方が経験しています。ここでは、面接試験よりも更に厳しく、志望動機や志望度の度合いが試されます。

人事面談は「採用試験の結果」を左右するものでないと言われるのですが、特に国家公務員では、最終合格=採用ではなく、採用試験の結果と実際の採用が別物なのが一般的です。人事面談は、実際にこのひとを採用すべきかどうかの最終段階といえます。

ここでも、併願先や内定状況、志望順位などが事細かに聞かれます。また、参議院の志望について家族はどう思っているのか、といった、志望に絡めてひねりを加えた質問も出てきます。

参議院事務局の人事面談で問われるのは、本当に参議院で働きたいかという覚悟です。参議院事務局の人物試験は、公務員試験のなかでも特に厳しい面接試験と人事面談が行われます。

これだけ厳しい参議院事務局の人物試験ですが、最良の対策は、志望動機や志望度の強さを精査し、参議院事務局についてたくさん調べて数多くのことを知ることに尽きます。どんな質問や記入事項への突っ込みにも対応できる、自分のなかで軸を作ることが重要だといえます。

参議院事務局の面接対策とおすすめ教材

面接・官庁訪問の秘伝」は参議院事務局で使える優れた参考書だと思います。主に大卒程度を想定したテキストですが、参議院事務局なら総合職大卒、一般職高卒のどちらでも使えます。

本書を使う場合、官庁訪問や集団討論に関する2章と4章は飛ばして構いません。1章で公務員試験の面接試験は「ダメな人を落とす試験」つまり、ふるいにかけて選別を行う試験であり、これをクリアする必要性を自覚します。

参議院事務局の面接対策には、3章がメインとして有効です。面接官の立場になって、さまざまな受験者と面接するなかで、自分のことを「当たり」と思わせる戦略を知り、自分のなかのコアな部分を作って志望先や志望動機を盛り込むことで、採用側が求める人材とのマッチングを目指すアプローチを学ぶことができます。

この参考書には、面接カードの書き方、基本的な服装やマナー、面接試験の一般的な流れも掲載されており、こうした情報を知り得ない独学の方にも十分おすすめできます。

基本的な質問と回答集も掲載しており、回答例を良い例・悪い例と複数併記してポイントを指摘しています。参議院事務局の面接試験・人事面談はこれよりもずっと厳しいことで知られますが、自己分析や想定問答を検討する下敷きのベースとしては十分な内容になっています。

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