公務員試験に必要な勉強時間はどれくらいか

公務員試験でどれだけの勉強時間が必要かという点については、行政系・事務系、理系(技術系)、福祉系・心理系、高卒程度公務員試験といった試験ごとに異なってきます。

また、大卒程度と高卒程度の公務員試験でも、必要な勉強時間は異なってきます。トータルの勉強時間に加え、1日あたりの勉強時間も、公務員試験によって違ってくると思います。ここでは、さまざまな要素を考慮しつつ、公務員試験に必要な勉強時間を取り上げます。

地方上級に必要な勉強時間

大卒程度の公務員試験のうち、地方上級に必要な勉強時間は、1000~1500時間だと言われます。これは、大卒程度で行政系・事務系公務員を目指す場合の、最も標準的な目安といえます。

理系(技術系)や福祉系・心理系で地方上級を受験する場合の勉強時間は、これよりも少なくて済むかと思います。これらの方は、公務員試験の専門試験が大学などの専攻と直結している場合が多く、行政系・事務系に比べて学習の負担が小さいからです。

地方上級レベルの勉強時間をこなしていれば、国家一般職大卒にも対応できますし、市役所とも併願できます。行政系・事務系の方は、国税・財務・労基など国家専門職も、職種別の対策を加味すればやりやすくなります。

地方上級・国家一般職大卒は大卒程度公務員試験の最も標準的な公務員試験であり、この試験に対応する勉強時間をこなしておけば、他の公務員試験との併願の選択肢も大きく広がるといえます。

地方上級や国家一般職大卒に必要な勉強時間を1000~1500時間として、これを半年~1年程度でこなす受験生が多く見られます。もちろん、これよりも少ない勉強時間や勉強期間で合格する方も少なくありません。

高卒程度公務員試験に必要な勉強時間

高卒程度の公務員試験の勉強時間は、先程の大卒程度の場合に比べ、2分の1~3分の2の勉強時間で済むと思います。やはり標準的な地方初級(都道府県、政令指定都市、東京都特別区)や国家一般職高卒の場合、500~1200時間の勉強時間が必要だと思います。

これだけの勉強時間で地方初級や国家一般職高卒を目指す場合、市役所も併願できます。理系(技術系)の方も、地方初級・国家一般職高卒レベルの学習なら、市役所は併願しやすくなります。

高卒程度公務員試験の場合、行政系・事務系や警察官・消防官を中心に、筆記試験で専門試験が課されない(教養試験だけでよい)ことが一般的です。教養試験のみという公務員試験なら、勉強時間はそれだけ短くて済みます。

500~1200時間の勉強時間で高卒程度公務員試験を目指す場合、これを半年前後でこなす方が一般的です。その一方、高卒程度の公務員試験なら、もっと短い勉強時間だったり、3ヶ月未満の勉強期間だったという合格者も少なくありません。

市役所に必要な勉強時間

公務員試験のうち、市役所に必要な勉強時間は、地方上級や地方初級を目指す場合よりも少なくて済むことが一般的です(ここでは、政令指定都市以外の市役所を取り上げます)。

市役所のうち大卒程度では、必要な勉強時間は、自治体によって少し違いがあります。地方上級と同日実施したり、7月に実施される市役所の多くは県庁所在地や中核市など比較的規模の大きな市役所で、専門試験も課される市役所が見られます。

市役所でも専門試験が課される場合は、地方上級と共通問題、またはこれに近いレベルの問題が課され、地方上級に準じた勉強が必要です。こうした市役所では、自然と地方上級に近い勉強時間が必要になると思います。

その一方、9月以降に実施される市役所や、高卒程度の市役所試験では、専門試験が課されず、筆記試験は教養試験のみという場合が多く見られます。

専門試験が課されない(教養試験のみ)という市役所の勉強時間は、500~1000時間程度で済むかと思います。これを3~6ヶ月でこなす受験生が多いと思います。また、1~3ヶ月という短期間で合格する方も少なくありません。

公務員試験の勉強時間の1日の目安

公務員試験の勉強時間を1日あたりの目安は、これは受験生個々の志望先や学習環境といった事情に左右されると思います。1~2時間で済ませたという方もいれば、8~10時間こなしたという方もおられます。

ここまで説明した例でいえば、地方上級・国家一般職大卒を1000~1500時間で半年~1年で目指す勉強時間の場合、単純計算で1日あたり3時間弱~8時間と大きな幅があります。

実際に大卒程度の公務員試験を目指す1日の勉強時間は、初めのうちは2~3時間、勉強のペースが軌道に乗りだしたら4~6時間、直前期は8~10時間という方が多いと思います。

これを聞くと非常に驚く方も多いかもしれませんが、公務員試験は教養・専門試験で10~15科目づつ課される試験です。初めのうちは慣れない科目を3~5科目程度始めますが、どんどんと勉強科目を増やしていき、慣れてきた科目も含めてすべての科目に勉強時間をかけていくと自然にこうなっていくと思います。

公務員試験は非常に多くの科目をこなすことになるため、最初のうちは1科目をこなすのに2~3時間かかるかもしれませんが、8~10時間の勉強時間になるころには1科目あたりの勉強時間は多くても1時間程度となり、自然とそのペースに乗ってくると思います。

高卒程度公務員試験の場合、500~1200時間を3~6ヶ月でこなすとして、1日あたり2時間半~3時間あまりです。これは専門試験が課されないことを想定しており、最初のうちは1時間程度でも直前期には4~5時間の勉強時間が望ましいといえます。

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