公務員の予備校はいつから始めれば良いか?

今回は、公務員の予備校はいつから通い始めればよいかについて取り上げます。

公務員の予備校では、国家・地方公務員や大卒・高卒の違い、あるいは行政系・事務系、理系(技術系)、福祉系・心理系、教員採用試験、警察官・消防官や保育士採用試験などの違いによって、適切な学習開始時期を想定したコースを開講しています。

ここでは、こうした公務員予備校の受講開始時期はいつからが最適かについて、さまざまな公務員の種類に応じて説明していきます。

大卒公務員の予備校はいつから?

まず、国家総合職、裁判所事務官総合職、衆参事務局、外務省専門職員、家庭裁判所調査官補などは、国家総合職レベルの難関試験であり、これは本試験の1年半~2年前には始めるべきかと思います。

これらの公務員試験では、公務員予備校に通い始めるのが大学2~3年であっても、試験勉強自体は大学1~2年から始める方が全く珍しくありません。特に専門科目の学習経験が無い初学者の方は、早ければ早いほど良いと思います。

その一方、地方上級(都道府県・政令指定都市・東京都特別区)・市役所や国家一般職大卒、国家専門職(国税、財務、労基など)、裁判所事務官一般職あたりは、本試験の1年前ごろには公務員予備校に通い始める方が増えてきます。

これらの試験では、半年前では少し遅いかと思います。特に専門科目の学習経験が無い方は、大学3年のうちに、1年程度の学習期間を設けるべきかと思います。

一般的な市役所や町村役場では、専門試験が課されない自治体も多くあります。また、警察官や消防官、皇宮護衛官(大卒)も専門試験がありません。

こうした教養試験のみという公務員試験では、半年~1年程度の試験勉強で合格する方が多く、公務員予備校に通いはじめるのもそれくらいで良いかと思います。

ただし、警視庁警察官や東京消防庁は、試験内容も倍率面でも、それなりに難しい試験です。地方上級並みの学習期間が必要かと思います。

理系(技術系)や福祉系・心理系の場合は?

その一方、理系(技術系)や福祉系・心理系の方は、行政系・事務系の方に比べて大学で学習した内容が専門試験に直結しており、それだけ公務員試験の負担が少ないといえます。

ただその代わり、理系(技術系)や福祉系・心理系の方は、教養試験や論文(作文)試験を苦手とする方がおられます。国家総合職、国家一般職、地方上級を志望する方は、上記通りの学習期間が良いと思います。

一般的にこれらの方は、行政系・事務系よりも少ない学習期間で合格できると言われますが、公務員予備校に通いはじめるのは、ここまで説明した時期通りに通うのが無難かもしれません。

なお、家庭裁判所調査官補は国家総合職並み、法務省専門職(矯正心理・法務教官・保護観察官)は地方上級並みの学習期間が必要だと思います。

高卒公務員の場合は

高卒公務員の場合、理系(技術系)、警察官、消防官など、半年~1年前から公務員予備校に通い始めて合格することが一般的です。国家一般職高卒、地方初級、市役所など該当します。

税務職員、刑務官、入国警備官、皇宮護衛官・高卒あたりも、同じ程度の学習期間で受かります。ただし、航空保安大学校、海上保安大学校、気象大学校、海上保安学校などは本格的な受験勉強が必要でしょう。

また、裁判所事務官一般職高卒、衆参事務局高卒/衛視、国立国会図書館高卒、警視庁警察官、東京消防庁は、高卒公務員であっても、なかなか難しい試験です。やはり1年あるいはそれ以上の学習期間が必要と思います。