公務員の予備校

公務員の予備校に通うメリットは、なんといっても独学の場合と異なるモチベーションの継続でしょう。緊張感のある授業を受け続け、ライバルでもある受講生同士との交流を通じて、公務員を目指そうとする強い意識を保ちつづけることができます。

また、公務員の予備校は、各自の志望先に沿った非常に効率的な教材とカリキュラムで、独学の場合よりトータルの学習量をおさえることができます。公務員試験に関する試験情報も独学の場合より予備校を利用したほうが容易に入手することができます。

公務員の予備校を選ぶ場合、自分の志望先と各校の強みを考慮しつつ、駅前徒歩何分と言った通学のしやすさ、土日祝日の利用の可否、生講義なのか動画講義なのか、欠席時の講義の振替制度、学習相談や受講相談といったサポート体制なども確認しましょう。

公務員の予備校はいつから通う?

公務員の予備校にいつから通い始めたらよいか、という質問には、国家総合職や外専、裁事総合職、家裁といった超難関試験では1年では足りず、1年半~2年というあたりが妥当だと思います。

大卒程度公務員の場合、予備校にいつから通うかは、標準的な地方上級・国家一般職大卒・国家専門職なら8ヶ月~1年半、市役所なら半年~1年というあたりが妥当かと思います。

高卒や短大卒程度の公務員なら、予備校に通うのは半年~1年というところでしょう。ただし、専門試験が課されず教養試験だけという公務員試験なら、大卒程度でも高卒程度でも3ヶ月程度で合格する方も少なくありません。

大学生の方で、ゼミやサークル活動が忙しく、民間の就活との両立も考えている方なら、地方上級や市役所でも大学3年の春など、より早い時期から公務員の予備校に通うことを検討して良いでしょう。

公務員の予備校は、長年の実績に基づいて豊富な教材、カリキュラムと指導のノウハウが蓄積されています。志望先に合わせた予備校選びが重要ですし、筆記試験ばかりでなく、面接試験にも対応してくれるかどうかも確認しましょう。

公務員試験は非常に科目数が多い一方で、学習できる時間がそう長くは無い試験です。公務員合格を絶対に確実にしたい方は、なるべく早い時期から予備校に通い始めて良いでしょう。

また、公務員試験は、日程が重ならない限り、いくつでも受験できます。公務員の予備校では、併願受験にも対応した包括的なコースを設けたところが一般的です。受験に失敗したときのリスク回避のためにも、併願受験を考えた予備校選びをおすすめします。

公務員の予備校によっては、担任講師制度を設け、サポートやカウンセリングといった学習相談や受講相談の機会を増やしているところが多くあります。こうしたサポート体制の有無も、予備校選びのポイントといえます。

近年は、筆記試験だけでなく、面接対策にも力を入れているのが公務員予備校です。受講生から実際に集めた面接試験の情報をデータベース化し、受講生なら誰でも閲覧できる予備校が一般的です。

この面接情報は、面接の質問と回答した内容、面接の雰囲気、面接時間、集団討論・集団面接の場合など、受講生が寄せてくれたさまざまな情報が使えます。また、模擬面接や模擬討論を実施する予備校も多く、本番に慣れるための予行演習となっています。

公務員試験の勉強をいつから始めるべきかと言われれば、それを思い始めたらすぐに始めるべきだと思います。公務員の予備校に関しても、いつから始めたら良いということはありません。早ければ早いにこしたことは無く、あとは自分の志望先に見合った予備校を選ぶべきだと思います。

だいたい平均的には、公務員の予備校には1年前には通い始めておくことが無難かと思います。教養試験のみの公務員試験ならもっと短くても構いませんし、国家総合職などの最難関試験ではもっと長いほうが好ましいといえます。

公務員の予備校の学費は

公務員予備校の学費の目安としては、大雑把にいえばトータルで30~40万、国家総合職など超難関試験向けの予備校なら35~50万というあたりだと思います。

これも教養試験だけなら25万から、専門試験と教養試験を合わせた予備校なら50万まで考慮して良いでしょう。ここで挙げた学費は、予備校で半年~1年程度受講する標準的なコースの場合です。実際の学費は、学習時期や志望先に応じて大きく変わります。

クレアールは通信講座専業の公務員予備校ですが、学費も非常にリーズナブルな設定がされています。このほか公務員予備校各社では、通学制と通信制で学費に差をつけていることが一般的です。

公務員の予備校の比較

公務員の予備校には、LEC、TAC、大原、Wセミナー、伊藤塾などが挙げられますし、通信講座専業の予備校としてはクレアールがおすすめできます。

LECは国家総合職、地方上級、国家一般職大卒、国税や財務などの国家専門職、市役所など大卒程度公務員試験に強く、上位合格者も多数出している予備校です。専門科目では、法律科目を中心に強みを発揮する予備校といえます。

TACも地方上級、国家一般職大卒、国家専門職、市役所など大卒程度公務員試験に強く、上位合格者をたくさん出している点でも、LECと並ぶ優れた予備校といえます。専門科目では、経済科目を中心に強みを発揮する予備校といえます。

大原は市役所、警察官、消防官、保育士などの採用試験に強い予備校です。教養科目に強みを発揮しており、高卒程度公務員でも幅広い合格実績を出している予備校です。

WセミナーはTACと同じ系列に属した予備校です。こちらは国家総合職や外専など、非常に高度な国家公務員向けの予備校で、高い合格実績を出しています。法律科目や経済科目に強く、国家総合職なら法律、経済、政治・国際の各区分に対応したコースを開講しています。

伊藤塾は国家総合職の法律区分、教養区分向けのコースを中心にした非常にハイレベルな公務員予備校です。法律科目を中心に極めて高度なカリキュラムを提供し、優れた合格実績を出しています。

クレアールは通信講座専業の予備校です。心理系公務員(家裁、矯正心理専門職、地方公務員の心理職など)や経験者採用試験に強く、行政系や福祉系、技術系など系統別に幅広いコースを開講しています。

公務員予備校(大学生向け)

公務員予備校は、大学生の方がなるべく早いうちから学習を開始するのに最適です。大学の授業、ゼミ、アルバイト、サークル活動が忙しい大学2年のうちから公務員予備校に通うのも良いでしょう。

大学生の方は、早期から公務員予備校に通うことで、数的処理(判断推理、数的推理)、憲法、行政法、民法、経済学といった出題数の多い最重要科目の攻略に絞りつつ、学生生活との両立のリズムを作ります。

当然のことながら、大学生向けの公務員予備校は、1年コースよりも2年コースのほうが、余裕を持ったゆとりの学習を進めることができます。また、数多くの公務員試験の併願や、民間企業の就活との両立もしやすくなります。

大卒程度公務員試験の場合、専門試験は大学で学ぶ事柄が含まれますが、大学での授業は理論的な事柄や、学説の対立といった学術的な内容が中心です。公務員予備校に通うことで、専門科目の範囲から、実践的に公務員試験の対策になる部分だけを効率的に学ぶことができます。