財務専門官

今回は、財務専門官を取り上げます。

財務専門官とは、財務局に採用され、財政、金融等の知識を活かした行政業務に従事する、専門性の高い国家公務員です。

財務専門官は、国有財産の有効活用、財政投融資資金の供給、予算執行調査といった財政に関する業務や、地域金融機関の検査・監督、証券取引等の監視、企業内容等の開示といった金融に関する業務に従事します。

このほか、地域経済情勢の調査・分析、財務省・金融庁の施策の広報といった業務にも従事します。

財務専門官の試験日程・試験内容

ここでは、平成29年度に実施された財務専門官の試験日程・試験内容を取り上げます。

財務専門官の1次試験は例年、国税専門官や労働基準監督官など他の国家専門職(大卒)や、防衛省専門職員(防専)と同じ日に実施されるため、併願ができません。

財務専門官の試験内容および全体を9とした各試験の配点比率は以下の通り告知されています。

  • 1次試験:基礎能力試験(択一式)2/9、専門試験(択一式)3/9、専門試験(記述式)2/9
  • 2次試験:人物試験[個別面接※参考として性格検査を実施]2/9

1次試験合格者は、基礎能力試験と専門試験(択一式)の成績を総合して決定します。専門試験(記述式)は、1次試験合格者を対象に評定した上で、最終合格者決定に当たり、他の試験種目の成績と総合します。

基礎能力試験は40問必須解答の全問解答制で、以下のように告知されています。

  • 知能分野 27題:文章理11、判断推理8、数的推理5、資料解釈3
  • 知識分野 13題:自然・人文・社会で合わせて13(時事を含む)

なお、国家専門職(大卒)や防専の基礎能力試験は、同じ試験問題で共通の試験が課されます。

専門試験(択一式)は76題出題され、40題解答する選択解答制です。ただし、必ず解答すべき必須問題と、選択問題について、以下のように告知されています。

  • 必須 2科目28題(憲法6・行政法8、経済学6・財政学6・経済事情2)
  • 選択 次の8科目48題(各6題)から2科目12題選択:民法5・商法1、統計学6、政治学3・社会学3、会計学6(簿記を含む)、経営学6、英語6、情報数学6、情報工学6

専門試験(記述式)は、1時間20分で1題解答です。憲法、民法、経済学、財政学、会計学の5科目(各1題)のうち1科目選択となっています。

なお、専門試験は択一式・記述式とも、同日実施の国税専門官と重なる科目の間では、同じ問題が出題されています。

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