海上保安大学校

海上保安大学校は広島県呉市に本部がある国土交通省所管の省庁大学校です。幹部海上保安官(海上保安庁の幹部職員)の養成機関です。

海上保安大学校では、入校後は海上保安庁の職員として一般職の国家公務員の扱いを受け、給与が支給されます。採用試験の内容と全体を10とした各科目の配点比率は以下の通りです。*は合否の判定のみを行います。

  • 1次試験:基礎能力試験(択一式)3/10、学科試験(択一式)3/10、学科試験(記述式)3/10、作文試験*
  • 2次試験:人物試験(個別面接、性格検査)1/10、身体検査*、身体測定*、体力検査*

基礎能力試験(教養試験)は40題で、以下の出題分野と出題数が告知されています。

  • 知能分野 20問:文章理解(7)、課題処理(判断推理のことです)(7)、数的処理(数的推理のことです)(4)、資料解釈(2)
  • 知識分野 20問:自然科学(5)、人文科学(9)、社会科学(6)

実際の科目別出題数は、例年以下の傾向が見られます。

※国家一般職高卒/税務職員/国家専門職(高卒)は、日程が違えば問題自体は異なるものの、同日実施の試験では共通問題ですし、どの試験も科目別出題数は同じ傾向を示します。

海上保安大学校の教養試験(基礎能力試験)の試験対策についても、高卒程度公務員の試験勉強で対応できます。一般的な高卒公務員の教材を使えば十分通用します。

高卒程度公務員の教養試験(基礎能力試験)について、何を使ってどのように勉強すればよいのかについては、高卒公務員の参考書 教養試験(基礎能力試験)で一括して取り上げています。試験勉強のメインとなる教材を具体的に知りたい方は、参考になさってください。

学科試験(択一式)は39題で、必須問題は数学13題および英語13題、選択問題は物理13題又は化学13題のいずれか1科目選択です。

学科試験(記述式)は、必須問題が数学3~6題、英語2~3題、選択問題が物理(2~4題)または化学(2~4題)です。作文試験1題50分、体力検査は上体起こし、反復横跳び、鉄棒両手ぶら下がりによる身体の筋持久力等についての検査です。

高卒程度公務員で課される作文試験対策についても、高卒公務員の参考書 作文試験で具体的な参考書の使い方を通じて試験対策を取り上げています。傾向と対策については、海上保安大学校/海上保安学校/気象大学校の作文試験で触れています。

【注意】海上保安大学校の受験案内(募集要項)では、試験内容や合否の基準が詳しく明示されています。学科試験では、各科目ごとに択一式・記述式それぞれの出題範囲が指定されています。これらは受験案内(募集要項)で必ずしっかりと確認しましょう。

海上保安大学校では、本科4年間、専攻科6か月、研修科国際業務課程3ヶ月があります。本科では2学年後期から航海・機関・情報通信の各専攻に分かれます。

本科卒業生は専攻科に進み、実務教育が開始されます。研修科国際業務課程は、2011年度から始まった課程で、専攻科の修了者を対象に、語学力向上や国際的な実務対応の研修を行います。

海上保安庁の職員養成機関としては、今回取り上げた幹部職員養成の海上保安大学校と、初級職員となる者の教育を担当する海上保安学校があります。

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