気象大学校

気象大学校は、千葉県柏市に本部がある国土交通省所管の省庁大学校です。気象大学校には、一般の大学に相当する教育課程の大学部と、気象庁職員を対象にした研修を行う研修部があります。今回の記事では、気象大学校の大学部を取り上げます。

4年制の大学部は、気象庁の幹部職員の養成機関です。学生は気象庁職員として一般職の国家公務員の扱いを受け、給与・賞与が支給されます。卒業後は気象庁や全国の気象台に配属され、気象業務に従事します。

気象大学校の試験内容、および、全体を12とした各科目の配点比率は以下の通りです。*は合否の判定のみを行います。

  • 1次試験:基礎能力試験(択一式)3/12、学科試験(択一式)3/12、学科試験(記述式)6/12、作文試験*
  • 2次試験:人物試験(個別面接、性格検査)*、身体検査*

基礎能力試験(教養試験)は40題で、以下の出題分野と出題数が告知されています。

  • 知能分野 20問:文章理解(7)、課題処理(判断推理のことです)(7)、数的処理(数的推理のことです)(4)、資料解釈(2)
  • 知識分野 20問:自然科学(5)、人文科学(9)、社会科学(6)

実際の科目別出題数は、例年以下の傾向が見られます。

  • 知能分野(一般知能)20題:文章理解7(現代文4、英文2、古文1)、判断推理7、数的推理4、資料解釈2
  • 知識分野(一般知識)20題:自然科学5(数学、物理、化学、生物、地学が各1)、人文科学9(日本史1、世界史2、地理2、思想・倫理1、国語2、英語1)、社会科学6(政治2、経済2、社会2)

気象大学校の教養試験(基礎能力試験)の試験対策についても、高卒程度公務員の試験勉強で対応できます。一般的な高卒公務員の教材を使えば十分通用します。

高卒程度公務員の教養試験(基礎能力試験)について、何を使ってどのように勉強すればよいのかについては、高卒公務員の参考書 教養試験(基礎能力試験)で一括して取り上げています。試験勉強のメインとなる教材を具体的に知りたい方は、参考になさってください。

学科試験(択一式)は数学、英語及び物理についての筆記試験39題で、数学、英語、物理が各13題です。

学科試験(記述式)は数学、英語、物理についての筆記試験で、数学 2~5題、物理 2~5題、英語 2~3題です。学科試験(記述式)では、数学、英語、物理をわけて実施されます。作文試験は1題50分です。

1次試験の合否は基礎能力試験、学科試験(択一式)及び学科試験(記述式)の結果によって決定します。作文試験は1次試験合格者を対象として評定した上で、最終合格者の決定に反映されます。

高卒程度公務員で課される作文試験対策についても、高卒公務員の参考書 作文試験で具体的な参考書の使い方を通じて試験対策を取り上げています。傾向と対策については、海上保安大学校/海上保安学校/気象大学校の作文試験で触れています。

気象大学校の受験案内(募集要項)では、試験内容や合否の基準が詳しく明示されています。学科試験では各教科・科目ごとに、択一式・記述式それぞれの出題範囲が指定されています。これらは受験案内(募集要項)で必ずしっかりと確認しましょう。