国家一般職高卒・農業区分

国家一般職高卒・農業区分は、国家公務員の農業系の初級職員の採用試験です。農業区分は全国採用であり、採用試験は地域別に分かれず一括して実施されます。

ただし、農業区分は採用予定がある場合のみ実施されるため、毎年採用試験が行われるとは限りません。平成26~27年度は実施されませんでした。

ここでは参考例として、平成25年度の試験内容、および、試験全体を9とした各試験の配点比率を紹介します。

1次試験
基礎能力試験(択一式)2.3/9
専門試験(択一式)4.7/9
2次試験
人物試験(個別面接)2/9※参考として性格検査を実施

基礎能力試験(教養試験)は40題で、以下の出題分野と出題数が告知されています。国家一般職高卒では、すべての区分で共通問題が課されています。

  • 知能分野 20問:文章理解(7)、課題処理(判断推理のことです)(7)、数的処理(数的推理のことです)(4)、資料解釈(2)
  • 知識分野 20問:自然科学(5)、人文科学(9)、社会科学(6)

実際の科目別出題数は、例年以下の傾向が見られます。

※国家一般職高卒/税務職員/国家専門職(高卒)は、日程が違えば問題自体は異なるものの、同日実施の試験では共通問題ですし、どの試験も科目別出題数は同じ傾向を示します。

教養試験(基礎能力試験)の試験対策については、高卒程度公務員の試験勉強で対応できます。一般的な高卒公務員の教材を使えば十分通用します。

高卒程度公務員の教養試験(基礎能力試験)について、何を使ってどのように勉強すればよいのかについては、高卒公務員の参考書 教養試験(基礎能力試験)で一括して取り上げています。試験勉強のメインとなる教材を具体的に知りたい方は、参考になさってください。

専門試験(択一式)は40題全問解答制で、以下の内容です。

  • 作物 10題
  • 野菜・果樹・草花・植物バイオテクノロジー 10題
  • 農業科学基礎 7題
  • 農業機械・農業情報処理 5題
  • 畜産 4題
  • 農業経営・農業経済 4題

基礎能力試験や専門試験では、基準点が設定されています。これは、それぞれの試験種目で一定の点数に達しない受験者は、他の試験種目の成績にかかわらず不合格となるもので、事実上の足切り点です。

国家一般職高卒・農業区分の基礎能力試験(教養試験)や面接試験の対策は、一般的な高卒程度公務員の試験勉強で十分対応できます。また、試験案内・申込書(募集要項)では、試験内容や合否の基準が詳しく明示されています。これらは必ずしっかりと確認しましょう。