国立大学法人等職員の科目別出題数(教養試験)

今回は、国立大学法人等職員の教養試験の科目別出題数を取り上げます。

国立大学法人等職員の教養試験は、どの区分で受験する場合でも同じ試験であり、1次試験で課される全国共通の試験問題です。40問必須解答の全問解答制となっています。

ここでは、判明している中では最も最近の平成28年度に実施された採用試験の科目別出題数を掲載します。

分野 科目 出題数
一般知識 社会科学 政治
法律
経済
社会
人文科学 地理
世界史
日本史
思想 1※
文学・芸術
自然科学 数学
物理
化学
生物
地学
一般知能 文章理解 現代文
古文
英文
数的処理 判断推理
数的推理
資料解釈
合計 40

※思想と文学・芸術は、例年どちらか1問出題されています。

国立大学法人等職員の教養試験は、地方上級(都道府県、政令指定都市、東京都特別区)や市役所(大卒)とよく似た問題が非常に数多く出ています。これら一般的な大卒程度の公務員試験の勉強で十分に対応できる試験といえます。

国立大学法人等職員では、一般知能(知能分野)と一般知識(知識分野)が20問づつ出ており、両者をバランス良く学習する必要があります。

特に一般知能は、単純な暗記が通用せず、真っ先に学習すべき分野です。とりわけ、判断推理と数的推理は試験勉強の初めから真っ先に取り組み、何度も何度も過去問演習を繰り返す中で、一通りの解法パターンの習得が必須といえます。

文章理解も出題数が多い最重要科目ですが、こちらは現代文と英文を1日あたり1~2問づつでも構いませんから、毎日コツコツと勉強しない日を作らず、問題を解く勘を失わないようにすることが重要です。

国立大学法人等職員では、社会科学・人文科学・自然科学がバランス良く出ています。やはり、時事対策と連動しやすい社会科学や、取りこぼすことが考えにくい日本史、世界史、地理、生物を重要科目と位置づけるべきでしょう。

社会科学や人文科学は出来て当たり前というか、各科目をまんべんなく取り組む必要があります。しっかり勉強してきた受験生の間で差がつくのが自然科学で、典型的な基本問題が頻出ですから、必修問題や最低限の過去問演習を行うだけでも学習効果があるといえます。

古文や資料解釈を捨て科目にする方も多いのですが、資料解釈は現代文や英文と同じ要領で取り組めば比較的点が取りやすい科目です。古文は得意だという方を除けば、最低限の学習だけでも構わないと思います。

全体的に国立大学法人等職員の教養試験は、難易度も出題傾向も、地方上級や市役所ととても良く似ています。併願もしやすく、受験勉強も同じように取り組むことがコツだといえます。

なんといっても判断推理、数的推理、文章理解を先に攻略しておけば、あとは出題数の多い科目から順次取り組むことで、合格に必要な点数を稼ぐことは十分に可能な試験といえます。

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