公務員の勉強スケジュール

今回は、公務員の勉強スケジュールを取り上げます。

公務員の勉強スケジュールはさまざま

公務員の勉強スケジュールというと、長期的なスケジュール(試験勉強開始から本試験まで)から、月単位・週単位・1日単位という中期~短期的なスケジュールを組む場合までさまざまです。

また、公務員の勉強だけでは無い1日のスケジュールのなかで、「何を」「いつ」「どれくらい」勉強すべきかどうかという勉強時間や勉強すべき科目のタイミングの問題もあります。

教養試験の勉強スケジュール

教養試験(基礎能力試験)に関しては、行政系・事務系、理系(技術系)、福祉系・心理系、警察官・消防官、資格免許職(保育士など)、大卒・高卒問わず公務員なら択一式で幅広く課されることが一般的であり、スケジュールの組み方も一般的なパターンがあります。

どの公務員の場合も、真っ先に取り組むべきは数的処理(数的推理、判断推理)です。試験勉強の初めから着手して本試験までのスケジュールで、最重要な科目といえます。出題数が多く、単純な暗記では全く通用しない科目だからです。

一般知識(知識分野)では、社会科学が最優先に取り組むべき科目といえます。政治・経済や社会などは取りこぼす受験生が少なく、時事対策と重なるため論文(作文)試験や面接対策にもつながります。

文章理解も出題数が多く重要な科目ですが、数的推理や判断推理と異なり、解法のパターンを習得する必要はありません。問題を解くなかで勘を養うべき科目であり、あまり早期から取り組む必要はありません。また、古文・漢文は0~1問であり、現代文と英文に取り組めば十分な科目です。

文章理解は、本試験まで遅くとも3ヶ月前ごろから過去問集に取り組み、1日あたりの勉強量は少なくても良いので(現代文と英文を1~2問づつ)、本試験まで毎日コツコツ、勉強しない日を作らず、問題を解く勘を失わないように意識することが重要です。

資料解釈は国家公務員や一部の地方公務員では出題数が多く、やはり文章理解と同じような要領でスケジュールに組み込むべき科目です。勉強するタイミングやスケジュールも文章理解と同じで良いと思います。

このように、数的推理や判断推理、社会科学はスケジュールの初期から勉強すべき最重要科目であり、文章理解や資料解釈はそれなりに良い時期からコツコツと積み重ねるべき重要科目です。

その一方、人文科学、自然科学は非常に基礎的で典型問題が多く、比較的あとから取り組んでも良い分野ですが、後回しにするからといって手を抜いて良いというわけではありません。捨て科目を作らず、頻出項目をまんべんなく取りこぼさない勉強が必要です。

勉強のスケジュールは時間ではなく量で

公務員の勉強のスケジュールの基本は、時間では無く量を基本に据えるべきです。確かに、教養・専門とも課される方では、勉強を始めた頃には3時間前後でも次第に5~6時間になり、直前期には8~10時間も勉強したという方が少なくありません。

しかし、公務員の勉強は、こうした時間よりも、「どれだけの理解が進んだか」ということのほうが重要です。ひとつの大きな目安としては、メインの教材(過去問集など)を、最重要科目なら3~5回、その他の科目でも3回は繰り返すことを目標にすべきと思います。

もちろん、例えば公務員まで6ヶ月というときに、憲法の過去問集を3回やろうと思えば、2ヶ月づつで1周しようというのは、あまりにも無謀です。特に数的推理でも、初めて取り組むときは、1日で5問も進まないという方もおられるでしょう。

どの科目でもメイン科目を定めることが基本ですし、まずは1周めにどれだけかかったかをチェックすべきです。公務員に受かる方は、1回目よりは2回め、2回めよりは3回目と、過去問集でもクリアするのにかかった期間は短くなるはずです。

このように、公務員の勉強はスケジュールをしっかり組むとともに、無理の無い実現可能性のある計画で、1回目にどれだけかかったかを科目ごとに確認し、2回め、3回目以降どれだけの期間でこなすという目標を立てていきましょう。