公務員作文対策(高卒程度)

高卒程度公務員の作文試験は、ほとんどの公務員試験で課される試験種目です。一般に教養試験(基礎能力試験)の合格ラインは6~7割と言われますが、それを超えていても、作文が全くダメでは合格できません。

作文試験は公務員試験でとても重視されています。教養試験の成績が合否のギリギリの場合、作文試験の出来が受験生を左右すること言うことが珍しくありません。特に高卒程度公務員試験の場合、作文対策はしっかりと取り組むことが重要です。

高卒程度公務員試験の場合、作文試験は複雑で高度な課題が出ることはほとんどありません。専門的で詳細な知識を要求されることもありません。例えば、ある年度の主な公務員試験では、以下の作文課題となっています。

  • 国家一般職高卒、税務職員(共通問題):人と人との助け合いについて思うこと(600字・50分)
  • 刑務官:正直さが求められる時(600字・50分)
  • 海上保安学校学生:国民が期待する公務員像について(600字裏面も使用可・50分)
  • 入国警備官:最近関心を持っていること(600字裏面も使用可・50分)
  • 裁判所職員一般職:約束(字数制限なし・50分)
  • 東京都職員:私が都民のために努力したいこと(600字~1,000字・80分)
  • 東京特別区職員:活気あるまちのために私ができること(600字~1,000字・80分)
  • 埼玉県職員(2次):スポーツを通じて得られると思うもの。また、多くの人にスポーツに親しんでもらうためには何が必要か。(700字~900字・60分)
  • 川崎市職員(2次):今までの人生の中で、成長したと思う経験を述べよ。また、それでどのような成長があったか。(800字~1,200字・60分)
  • 警視庁警察官:あなたが思う警察官として持つべき「志」は何か。それを踏まえて、どのような警察官になりたいか述べよ。(1,000字程度・80分)
  • 東京消防庁:都民に信頼される消防職員になるために大切だと思うこと(800字~1,200字・90分)
  • さいたま市消防(2次):組織の一員として働く上で大切なことは何か(800字・60分)
  • 横浜市消防:横浜市の消防職員として働く上で必要なこと(750字・60分)

上記の通り、高卒程度公務員の作文試験は、自分の人生や関心のあること、社会と自分との関わり、組織の一員や公務員としての心構え、あるいはスポーツや街づくりなど特定のテーマを挙げて努力や成長といった内容を問う課題が多く見られます。

さまざまな課題が考えられますが、これらはどれも「公務員としての適性」を試す課題といえます。教養試験では測定できない価値観や社会性を記述させ、この人物は採用しても大丈夫かどうか人間性の面を測る試験といえます。

また、高卒程度公務員試験の作文試験では、ただしい言葉の使い方、適切な表現の言い回し、漢字や送り仮名と言った基本的な記述が細かくチェックされます。これは逆に言えば、誤字・脱字や日本語としておかしな文章があれば即減点されるということです。

また、文字数が足りないことも、意欲が足りないという点から減点される可能性が高いといえます。文字数を埋めることがベストですが、苦手な方でも現実的な目安として文字数の80%を目指せば、文字数だけで減点されることは無いと思います。

もちろん、こうした形式的な評価だけでなく、内容面での評価も行われます。課題に沿った答案か、論述に矛盾が無く一貫性があるか、段落の分け方や文章の構成は適切か、主題と結論がはっきりとしているか、具体例や理由など納得できる内容を含むか、といった点が重視されます。

こうした高卒程度公務員試験の作文対策は独学でも可能ですし、高卒公務員の参考書 作文試験で取り上げた教材が参考になります。これらは頻出テーマの研究と、基本的な作文の書き方から合格答案に結びつく文章の構成方法が身につく非常に有益な参考書としておすすめです。

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