社会保障(福祉系公務員)

社会保障と社会事情

今回は、福祉系公務員で課される「社会保障」を取り上げます。

一般的な公務員試験では、社会保障の知識が必要で時事的問題が課される科目として「社会事情」という科目が課されることがあります。事務系・行政系の地方上級/市役所で「社会事情」が課される場合は、一般的な「社会政策」の試験勉強で十分対応できるため、社会政策を参考になさってください。

その一方、福祉系公務員における「社会保障」は、社会保障(福祉)に関して、より専門的な領域を扱う科目として課されます。

社会保障は、所得保障(年金、生活保護など)、医療と介護、公的健康保険、少子高齢化、障害者福祉など、社会保障(福祉)全般を対象にした専門科目です。

社会保障が他の福祉系科目と異なるのは、それらの制度や法令を対象にした科目という点です。これには、福祉に関する制度の枠組み・歴史や法改正の議論・動向も含みます。たとえば、福祉国家論や福祉レジーム論も出題範囲に含みます。

福祉系公務員の方は、社会保障に特化した試験勉強が必要です。(以下のリンクは、それぞれの名称によるアマゾン(Amazon.co.jp)の検索結果ページを含みます)

社会保障対策(福祉系公務員)

福祉系公務員の方は、社会保障の対策が必須といえます。定番参考書として優れた「はじめての社会保障 有斐閣アルマ」は、国総、家裁、法務省専門職員(人間科学)、地方公務員の福祉職など、社会保障が課される公務員のあらゆる試験でおすすめできるメインテキストです。

これが合わなかった方には「新・社会福祉士養成講座 社会保障」をおすすめします。どちらもほぼ同じ内容で優劣つけがたい良書です。決め手としては、なるべく改訂が新しいほうを選んだほうが良いでしょう。

なお、福祉系公務員の「社会保障」は、社会福祉士国家試験の出題科目である「社会保障」と同じです。社会福祉士の教材は福祉系公務員の対策に使えることが幅広く知られており、社会保障も同様です。福祉(社会福祉)全般の参考書を参考に、参考書・過去問・問題集などさまざまなタイプの教材を積極的に活用するようおすすめします。

さらに、社会保障は時事的な要素を含む科目ですから、一般的な時事対策も社会保障(福祉)分野のテーマを軸にしつつ、ある程度隣接分野(経済、社会、労働問題など)にも気を配ってしっかり取り組んでおきましょう。

ここまで取り上げたとおり、福祉系公務員の社会保障は、軸となる専門のテキストにしっかり取り組み、時事対策を同時に進めることで、勉強すべき内容は理解できます。あとは福祉(社会福祉)全般の参考書を参考に、社会福祉士の過去問・問題集を活用して問題練習に取り組むべきでしょう。

  • →アマゾン(Amazon.co.jp)の「公務員試験」ページに行きます。